佐々木さん(役員)
💡 このマニュアルは判断に迷ったときの拠り所です。完璧に従うより、BeeneStyle 5行動指針に基づいて目の前のお客様に最善を選んでください。

📑 目次(6章)

1. 接客フロー(共通)

来店〜お見送りまでの基本動作。すべての店舗で共通。

1

来店前準備(開店30分前 / 予約直前)

カルテ・予約情報の確認

  • 本日の予約者名・時間・メニュー・初回/再来を確認
  • 再来の場合:前回内容・申し送り・購入物販を頭に入れる
  • 初回の場合:問診票準備、案内資料の用意

空間チェック(5項目)

  • 施術室の温度・湿度(夏26-28℃/冬22-24℃)
  • 清掃状態(ベッド・床・鏡・受付)
  • 香りの確認(前のお客様の体臭・整髪料が残っていないか)
  • BGM音量・照明
  • 備品(タオル・消毒・問診票・ペン)
2

ご来店時の対応(ファーストインプレッション)

3秒ルール

来店に気づいたら3秒以内に反応。手を止め、姿勢を正し、必ず顔を見て挨拶する。

基本フレーズ

「いらっしゃいませ。ご来院ありがとうございます。
〇〇様でしょうか?お待ちしておりました。」

初回のお客様

  • 「ご来院は初めてですか?お足元の悪い中ありがとうございます」
  • 場所案内(迷われませんでしたか?)
  • 所要時間の目安を最初にお伝え(カウンセリング20分+施術60分など)

スリッパ・荷物・上着

  • 「スリッパにお履き替えをお願いいたします」
  • 「お荷物はこちらのかごへどうぞ」
  • 「上着はお預かりしますね」(ハンガーへ丁寧に)
3

施術前確認

必ず確認する項目

  • 本日の体調(疲労度・睡眠・食事)
  • 気になる箇所・優先したい施術
  • アレルギー・現在服用中の薬
  • 女性:妊娠の可能性/生理周期
  • 直近の美容医療施術(ボトックス・レーザー等)

美容鍼の場合(追加)

  • 抗凝固薬服用の有無
  • 内出血リスクの説明(→ TOKYOフロー第8章参照
  • 本日の重要イベント(写真撮影等)
4

施術中の基本動作

  • 動作の前に必ず一言(「次に〇〇していきますね」)
  • 痛み確認は5〜10分に1回(無言で進めすぎない)
  • 会話は相手のペースに合わせる(眠そうなら静かに)
  • 左右の感覚差を声に出して共有
  • 体勢変更は必ず声かけ+介助
⚠ 施術中の私語(他スタッフと)・スマホは厳禁。お客様の時間です。
5

施術後・アフターカウンセリング

変化の確認(鏡チェック)

「施術お疲れさまでした。
一度お鏡で変化を確認してみましょう。
お顔のやわらかさ・温かさ・左右差はいかがですか?」

本日のお伝えポイント

  • 施術内容のサマリ(どこに何をしたか)
  • 変化のメカニズム(なぜそうなったか)
  • 本日の過ごし方の注意(飲酒・激しい運動を控える等)
  • 次回までの推奨ケア

次回提案(自然な流れで)

  • 「変化を維持するには◯週間後がおすすめです」
  • 当日予約→継続率最大化
  • 無理強いしない(→ 第3章参照
6

お見送り

退店前チェック

  • 忘れ物確認(上着・荷物・スマホ)
  • 次回予約の最終確認(日時・メニュー・担当)
  • 領収書・案内資料の手渡し

送り出しフレーズ

「本日はご来院ありがとうございました。
お気をつけてお帰りください。
◯月◯日、またお会いできるのを楽しみにしております。」

店外までお見送り(雨の日は傘確認)/お見送り後の「ありがとうございました」は心を込めて。

7

カルテ記録(最重要)

退店後、10分以内に記録。記憶が新しいうちに。

必須記載事項

  • 本日の主訴・要望
  • 施術内容(部位・刺鍼数・特殊手技)
  • 反応・変化(お客様の言葉そのまま記録)
  • 次回方針・推奨頻度
  • 申し送り(ご家族・お仕事の話など、人として知っておくべきこと)

2. カウンセリング理論

EBS・メラビアン・ペーシング・16のマインドセット

2-1. EBS(Empty Belly Syndrome)

カウンセリング前に自分の中を「空(からっぽ)」にする心構え。
先入観・期待・売上目標を一度脇に置き、目の前のお客様の声をフラットに聴くための準備状態。

EBSに入る方法

  1. 深呼吸を3回(鼻から吸って口から吐く)
  2. 「このお客様について、私はまだ何も知らない」と心で唱える
  3. カルテを一旦閉じる(先入観を遮断)
  4. 笑顔で迎える

EBSが崩れる瞬間

✗ NG思考(売上脳)

  • 「今月の数字が…」
  • 「この人ならEXO売れそう」
  • 「前の人が大変だったから簡単に終わらせたい」

○ EBS思考(伴走脳)

  • 「このお客様の本当の願いは何だろう」
  • 「最善は何だろう(提案するか、しないか含めて)」
  • 「次回も来たくなる時間を作ろう」

2-2. メラビアンの法則

人がコミュニケーションで受け取る情報の比率:

  • 言語情報(話の内容):7%
  • 聴覚情報(声・トーン・速さ):38%
  • 視覚情報(表情・姿勢・服装):55%

言葉より「どう伝えるか」が重要。同じ説明でも声の質と表情で説得力が大きく変わる。

実践ポイント

  • 視覚(55%):清潔な身だしなみ・自然な笑顔・正しい姿勢・アイコンタクト
  • 聴覚(38%):落ち着いた低めの声・適切な速さ(やや遅め)・間(ま)を大切に
  • 言語(7%):内容は端的に。専門用語は最小限

2-3. ペーシング

相手の状態に「合わせる」ことで信頼関係を築く技術。3つのレイヤーで合わせる。

呼吸ペーシング

相手の呼吸リズムに自分の呼吸を合わせる。最も深い同調が生まれる。
施術中は特に効果的。

声のペーシング

  • 声のトーン(高さ)を相手に近づける
  • 話す速度を合わせる(ゆっくり話す人にはゆっくり)
  • 声量を合わせる(小声で話す人には小声で)

姿勢・動作ペーシング

  • 相手が前のめりなら、自分も少し前に
  • うなずきのリズムを合わせる
  • 急がず焦らず、相手のペースで進める
⚠ ペーシングは「真似」ではない。あくまで自然な同調。露骨にやると逆効果。

2-4. 質問技法(オープン/クローズド)

オープンクエスチョン(5W1H)

「はい/いいえ」で答えられない質問。お客様に話してもらうため。

・今日はどんなことが気になって来られましたか?
・そのお悩みはいつ頃から気になっていますか?
・もし改善したら、どんな状態になっていたいですか?

クローズドクエスチョン(Yes/No)

事実確認・優先順位の絞り込み・決断を促すため。

・むくみは朝の方が強いですか?
・たるみとくすみ、どちらを優先したいですか?
・本日施術を受けられますか?

使い分けの基本

  1. 序盤:オープンで広く聴く
  2. 中盤:オープンで深掘り
  3. 終盤:クローズドで絞り込み・確認

2-5. 16のマインドセット(カウンセラー必修)

1. 売らない覚悟
売ろうとすると売れない。役立とうとすると選ばれる。
2. 沈黙を恐れない
3秒の沈黙は思考の証。慌てて埋めない。
3. 「正解」を探させない
「答えはお客様の中にある」前提で聴く。
4. 言葉をそのまま返す
「むくみ」と言ったら「むくみ」で返す(言い換えない)。
5. 過去・現在・未来
悩みの背景→今の困りごと→なりたい姿、の順で聴く。
6. 数字で具体化
「もう少し」を「1ヶ月後に2cm」など数字に。
7. なぜを3回
表面の答えから3回掘ると本音が出る。
8. 否定しない
「でも」「いや」を封印。「そうなんですね」から始める。
9. 過剰共感しない
「わかります〜」連発は逆に距離を作る。
10. 専門用語を翻訳
「経絡」より「身体の流れ」。お客様の言葉に。
11. メリットでなくベネフィット
機能(メリット)より「あなたがどう変わる」(ベネフィット)。
12. 比較で語らない
「他より◯◯」は売り込み臭い。「あなたに合うかどうか」で。
13. 提案は1〜2つ
3つ以上は迷わせる。
14. 即決を求めない
「今すぐ決めなくて大丈夫です」が一番安心される。
15. NOを尊重
断られても次回必ずまた会う前提で送り出す。
16. 自分を整える
疲れた状態で深いカウンセリングはできない(Beene Style 5: Inside Out)。

3. クロージング・物販提案

押し売りせず、本当に役立つ提案をする技術

3-1. 提案の3層構造

  1. 必要性の確認:「なぜ必要か」をお客様自身に語ってもらう
  2. 具体策の提示:「こういう方法があります」と1〜2案だけ
  3. 根拠の説明:「なぜこれが合うか」を医学的・経験的に説明

この順番を守る。逆にすると「売り込み」になる。

具体例(鍼灸ダイエット)

必要性:「先ほど『マンジャロは続けたくない』とおっしゃっていましたよね。それは何が一番の理由ですか?」

具体策:「もし鍼灸で代謝を上げて体質から変える選択があるとしたら、興味ありますか?」

根拠:「Beeneでは延べ1万人以上が改善しています。理由は◯◯と◯◯で…」

3-2. お客様の反応別対応

○ 即決層(10〜20%)

「今日から始めたい」など意思表示が早い方。

  • 素早く決済まで進める
  • 注意事項・通院ペースを明確に
  • 初回特典を活用

○ 検討層(60〜70%)

「考えます」「持ち帰ります」と言う方。最も多い層。

  • 急かさない
  • 「いつ頃お返事もらえますか?」と期限だけ確認
  • パンフレット・LINE登録で繋ぎ続ける

✗ NG対応

  • 「今日決めれば◯%引き」(焦らせ)
  • 「他の方は◯人決められましたよ」(同調圧力)
  • 「迷っている時間がもったいない」(決めつけ)
  • 追いかけ電話・しつこい連絡

✗ NO層(10〜20%)

「合わないと思います」「予算が…」と明確に断る方。

  • 無理に引き留めない
  • 「またご縁があれば」と笑顔で送り出す
  • 口コミ次第で将来お客様になる可能性大

3-3. 物販提案のコツ

  • 施術の延長で提案:「今日のケアを家でも続けるなら…」
  • 1点だけ:複数勧めると「営業」感が出る
  • 使い方を具体的に:「朝のコレ+夜のコレ」
  • 断られたら即終了:「無理にではないので、必要なときに」
💡 物販ボーナス(5%)は結果として出るもの。狙いに行くと信頼を失う。

3-4. 会員制(サブスク)の案内タイミング

初回ではなく、2〜3回目の来店時がベスト。

  • 1回目:体験。お客様は「効果があるか」を見ている
  • 2回目:継続したいかを判断中。ここで会員制を案内
  • 3回目以降:継続意思が固まった方に会員のメリットを丁寧に

サブスク料金(参考)

  • 美容鍼サブスク 月1回プラン:¥13,000/月
  • 美容鍼サブスク 月2回プラン:¥22,000/月
  • ダイエット契約:平均 ¥330,000/件(コース)

4. 新人オンボーディング

入社初日〜独り立ちまでの3ヶ月プログラム

Day 1:入社初日

  • 雇用契約書の締結(労働条件通知書)
  • 就業規則・服務規程の説明(→ 就業規則ページ
  • BeeneStyle 5行動指針のレクチャー(→ MVVページ
  • ユニフォーム・名札・ロッカー鍵の支給
  • 店舗ツアー(バックヤード・備品場所)
  • 緊急連絡先の登録(→ 緊急対応マニュアル
  • LINE WORKS グループ参加
  • 業務ポータルアカウント発行
  • 初日の感想・質問の共有(30分1on1)

Week 1:マニュアル熟読期

  • 共通マニュアル(本ページ)全体読了
  • 各メニューの施術マニュアル熟読
  • 先輩スタッフのシャドウイング(5名以上の施術観察)
  • カルテ記入練習(架空のお客様で)
  • 毎日の振り返り日報(15分)

Week 2-4:実技練習期

  • スタッフ間での相互施術練習(毎日1時間)
  • カウンセリング練習(ロールプレイ)
  • レジ・予約システムの操作訓練
  • SNS投稿練習
  • 初回モニター施術(先輩立ち会い)

合格基準(独り立ち判定)

  • 美容鍼の基本手技ができる
  • カウンセリング1セット完遂
  • レジ・予約・電話対応ができる
  • BeeneStyle 5の意味を自分の言葉で説明できる

Month 2-3:独り立ち〜評価

  • 独自にお客様を担当(先輩フォロー体制)
  • 2ヶ月目:月次評価1回目(→ 評価ページ
  • 3ヶ月目:技術試験+3ヶ月評価面談
  • 合格時:L1アシスタント → L2施術者へ昇格

5. 開店・閉店業務

毎日のルーティン。チェックシートで漏れなく

5-1. 開店業務(開店30分前〜)

30分前

  • 出勤打刻(Squareシフトアプリ)
  • ユニフォーム着用・身だしなみチェック
  • 店内全体の清掃確認(前夜の閉店時に完了済みか)
  • 本日の予約一覧をプリント or 確認

20分前

  • レジ起動・釣銭確認(前日締め分の確認)
  • 各施術ベッドのセッティング(タオル・枕・備品)
  • 消毒液の補充
  • BGM・空調・照明 ON

10分前

  • SNS投稿(本日の空き枠など)
  • HPB の予約状況最終確認
  • 朝礼(複数スタッフ時:本日の重点・申し送り)

開店時刻

  • 看板出し(OPEN表示)
  • ドアロック解除

5-2. 閉店業務(閉店30分前〜)

30分前(最終予約終了見込み)

  • 当日売上の集計開始
  • レジ締め準備

10分前

  • 看板収納(CLOSE表示)
  • 翌日の予約確認・準備

閉店時刻

  • レジ精算(現金・カード・電子マネー別)
  • 売上日報入力(LINE WORKS or 業務ポータル)
  • カルテ整理・本日分の記入完了確認
  • 使用済みリネン洗濯機投入

退店前

  • 清掃(ベッド・床・トイレ・ゴミ捨て)
  • 備品補充(タオル・消毒・コットン等)
  • 機械の充電(脱毛機・各種電動機器)
  • 戸締まり(窓・ドア・金庫)
  • 消灯(看板・店内)
  • 退勤打刻
  • 店長 LINE WORKS で退店報告

6. 食事指導マニュアル

ダイエット契約者・健康改善希望のお客様向け

6-1. PFCバランスの基本

食事改善の出発点。3大栄養素の比率を整える。

  • P(Protein・たんぱく質):体重×1g/日(ダイエット中は1.5g)
  • F(Fat・脂質):総カロリーの20-30%(良質な油を選ぶ)
  • C(Carbohydrate・糖質):残り(精製糖を避ける)

1日の目安(女性・体重55kg・ダイエット中)

  • カロリー:1,400-1,600kcal
  • たんぱく質:80-90g
  • 脂質:40-50g
  • 糖質:130-180g

6-2. 「これだけは」食事ルール(5項目)

  1. 朝食を抜かない:たんぱく質中心(卵・納豆・ヨーグルト)
  2. 1日水2L:代謝の前提
  3. 21時以降食べない:消化器を休める
  4. よく噛む:1口30回(満腹中枢)
  5. 加工食品を週3回以下に:添加物・トランス脂肪酸を減らす

6-3. ダイエット種別ごとの指導

鍼灸ダイエット(秋田 Hari-Slim)

  • 体質改善が主軸:糖質制限より代謝促進
  • ツボ刺激日は水分多め(老廃物排出)
  • 施術後の暴飲暴食NG(数時間は軽食)

美容整体ダイエット(横手)

  • 姿勢・骨格矯正と並行:体幹を意識する食事量
  • セルフケアエクササイズの推奨
  • 骨盤底筋トレ+食事改善のセット

ミト活ダイエット(全店)

  • ミトコンドリアを増やす食材:青魚・緑黄色野菜・ナッツ
  • 抗酸化重視:ビタミンC・E・ポリフェノール
  • 断食を組み合わせる場合は本部相談

6-4. ファスティング指導

準備期→断食期→復食期の3段階。素人判断で行わせない。

準備期(3日)

  • カフェイン・アルコール・砂糖を抜く
  • 食事量を徐々に減らす
  • 胃腸を整える

断食期(1〜3日)

  • 水+酵素ドリンクのみ
  • 1日2L以上の水分
  • 体調不良時は即中止

復食期(断食日数と同じ)

  • 重湯・お粥から
  • 徐々に固形物へ
  • 復食期で失敗するとリバウンド。最重要
⚠ 妊婦・授乳中・糖尿病・摂食障害の方は禁忌。医師相談を促すこと。

6-5. 疾患別注意事項

疾患食事指導の注意点
糖尿病主治医優先。低GI食品中心。糖質制限は医師指示下のみ
高血圧塩分6g/日以下。カリウム多い野菜・果物
脂質異常症飽和脂肪酸を控え、青魚・ナッツのオメガ3を増やす
甲状腺疾患大豆・海藻の過剰摂取注意(医師相談)
胃腸の弱い方断食・厳しい糖質制限は避ける
妊娠・授乳中ダイエット指導しない。栄養補給を優先
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